糖質の種類

臨床化学

糖質

・アルデヒド基またはケトン基
・2個以上のアルコール性水酸基
・3個以上の炭素数
以上を含む化合物が糖質と呼ばれる。

分類

糖質は単糖の重合度によって分類される。
・単糖類:糖質の最小単位
・オリゴ糖:2〜10個の単糖が脱水縮合で結合したもの
・多糖類:オリゴ糖より多くの単糖類が脱水縮合で結合したもの

単糖類

・単糖類は炭素の数、官能基で分類される
・アルデヒド基をもつとアルドース、ケトン基をもつとケトースと呼ばれる
・ヒトの生体内には約30種類存在する

分類

・リボース:DNAの構成成分
・マンノース:糖タンパク質の構成成分
・ガラクトース:糖タンパク質、糖脂質、ラクトースの構成成分

余裕があれば以下の三炭糖も成体成分として重要なので覚えておきましょう。

オリゴ糖類

・単糖の重合度によって分類される

還元性について

・ヘミアセタールと平衡関係にあるアルデヒド基によって還元性が生じる

二糖類の分類

多糖類

・単純多糖:1種類の単糖類で構成されたもの
・複合多糖:複数の単糖類で構成されたもの

単純多糖

・デンプン
・グリコーゲン

複合多糖

糖タンパク質

・N -グリコシド型
・O-グリコシド型

プロテオグリカン

・一本のタンパク質から糖鎖が結合している
・この糖鎖はグルコサミノグリカン(酸性ムコ多糖)と呼ばれ、ヒアルロン酸やコンドロイチンがある

まとめ

国試では単糖類・二糖類について多く問われています。
反対に多糖類については過去に1回しか取り上げられたことがないので、優先順位は低めです。
このため、単糖類・二糖類は表にまとめた部分は確実に答えられるようにしましょう。

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